申し送りが超ニガテだった、介護職転職後の約2年間・・・
僕は申し送り時間前(特に夜勤明け)になるといつもドキドキしていました…
当時は何かしらいつもツッコミや粗探しをしてくる、意識高い系の年配女性ナースがいて、その看護師が出勤していると『今日も俺何か突っ込まれるのかな…』と不安いっぱいでした…。
当時は全然自信がなかったし、毎日の仕事をこなすので精いっぱいでした…。
申し送りを聞いている相談員や上司など、他のみんなの前で突っ込まれたくないために、その看護師の顔色を伺ったりしている自分がとても嫌で…悔しくて…
『いつか見返してやる!』と、強く思い始めました。
そこで、その悔しさと恥をもうかきたくないという思いから、この記事にある『3つの申し送り上達術』を意識しながら仕事する様になりました。
開始後1ヶ月くらいで一気に状況が変わり、粗探しや突っ込みはなくなりました!
さらに!
一日の仕事をこなすことで必死だった毎日だったのに、自分が大きく成長していると実感できて仕事が楽しくなってきたのです。
記事タイトルに【他の職員との差をつける】と書いたのは本当で、自然と知識量の差が付いていることを感じたからです。
『申し送りで話すポイント』や『申し送りのコツ』などの一般的なノウハウではなく、申し送りを自信をもって堂々とできるために必要な具体的な介護現場でのスキルアップ行動を3つお伝えしています。
一個人の介護福祉士としての考え・実体験上の話ですが、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
このブログは、現役介護士である僕JINが、仕事上の悩みや人間関係・利用者対応などの実体験・仕事経験をもとに投稿している個人ブログです。
記事をご覧いただき、ご質問やご意見があれば本当に気兼ねなく記事下のコメント欄からご連絡ください。
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⇒僕JINの自己紹介
Contents
【介護職】申し送りが確実に上手になる3つのコツ!
では早速結論からいきましょう!
申し送りが確実に上達するコツはこの3つ!
①夜勤明けや業務時間外などに医務室に行き、『質問』することでコミュニケーションを積極的に取る!
②質問し難い雰囲気があっても上司や先輩職員に『質問』や『相談』を意識的にする!
③当たり前な事だけど、『介護』&『医療』の専門知識を頑張って増やす!
では、ひとつひとつその理由をお話ししていきます。
①医務室に行って質問・相談をする!(勤務時間外が好感度アップ!)
大事なのは・・・
申し送りが終わった夜勤明けや業務時間外に、積極的に医務室に行って質問や雑談をする事!
もしあなただったら、勤務時間外でも積極的に質問してくる新人さんを見てどう感じますか?!
絶対に嫌悪感は抱かないし、真剣に『この人に教えてあげたい!』と考えると思います。
理由はカンタン!
勤務時間以外でも質問しに来る人を『ガンバっている人だな…応援したくなっちゃう!』と好感を持つから!
さらに、質問によりコミュニケーションをとる機会が増え、心理学的に言う【単純接触効果】により情が生まれ好感度が確実にUP!していくのです。
しかも、介護職は『命に係わる仕事』の為、医療的な専門知識が求められます。何度も医務室に足を運ぶことで・・・
看護師が求めている利用者さんへの観察力&専門知識等を学ぶことができます!
申し送りにドキドキ緊張しなくなる!夜勤明けに医務室に質問するメリット!
申し送り中は険しい表情のナースも、こうやって聞きに来る職員には笑顔でたくさんのことを話してくれたりします。
こうしてコミュニケーションを頻回にとっていけば、ピリピリした申し送り中もドキドキ緊張しなくなります。
実際は【その日の申し送り内容】で、わからなかった事やケアにできる医療的な対応方法、まだ自信が持てない事柄・ポイント等を質問しに行くといいです。
看護師によって見解や対応方法が違うこともあって戸惑うかもしれませんが、それも一つ一つの意見です。たくさんの意見を素直な気持ちを持って受け入れることはとても勉強になるのでどんどん吸収していく気持ちをもって話を聞きましょう!
どうですか?
『たった5分や10分の質問の積み重ね』で、とてつもなく知識量が増えていきます!
仕事を終えた後に積極的に行う『仕事を覚えよう!』というひたむきなあなたの姿勢は、周囲の心を動かしますし、間違いなく好感度がアップします!
ちなみに、僕もこうやって色々な看護師さんたちに聞いて知識を増やしていきました。
積極的で『学ぶ』姿勢は人の心を動かし、どんどん教えてくれます!
自然と仕事以外の雑談も増えていき、単純接触効果の積み重ねでナースとの距離を縮めていき、人間関係が格段に良くなっていきます♪
※仕事の話だけでなく、【どうでもいい雑談・会話】は介護職員の人間関係を100%良くしてくれます!(ホント実感しています♪
↓ ↓ ↓
※質問も大事だけど、その日の『利用者さんをしっかり観察する力』が最低限必要です!
そもそも医務室に質問に行く前には、その日(日勤帯or夜勤帯)の利用者さんを『しっかり観察する力』は必須です。
【利用者さんを観察するポイント】
- 表情
- 呼吸状態
- 便の状態・尿の状態
- 食事の様子(咀嚼・嚥下・姿勢・反応)など
- 夜間の睡眠状況・日中の眠気などの変化
- その他
※普段お元気な時とどう違っているのか?が普段からの観察ポイントです。
普段からこれらを意識して利用者さんを観察していると、看護師が言っている事がすぐに理解できるようになります。
②質問し難い雰囲気があっても上司や先輩職員に『質問』や『相談』を意識的にする!
いえいえ!
先ほども説明しましたが・・・
質問されてイヤな人はほとんどいません!
むしろ、『頼りにされているんだ…』と好意的に考えて、しっかりした説明や答えを出してくれるもの。
もし、あなたが無下に扱われるのなら原因はこの3つです。
あなたが先輩介護士に質問しても【無下に扱われる原因】はこの3つ!
- 普段の仕事への取組み姿勢が悪い
- 質問するときの態度が悪い
- 質問が具体的でなく一方的

こういうことは【自分がされたとき】を想像してみて、逆の立場になって考えてみることで解決策が見えてきます。
自分がされたらイヤな事をしなければいい!
非常にカンタンに自分を治すことができます。
※申し送りがいつまで経ってもニガテだったり、ヘタクソだな~って悩んでいる介護職員さんはこの記事も参考になるかもです!
↓ ↓ ↓
⇒仕事ができない介護職員13の特徴&仕事がデキる人が持つ超大事な仕事習慣とは?
③当たり前な事だけど『介護』&『医療』の専門知識を頑張って増やす!
申し送りが上手くできない理由に、『申し送りを聞いている職員(医務・相談員・ケアマネ・管理栄養士・ケア職員)たちからのプレッシャー』を気にしてしまう人が僕の職場でも多いです。
介護事業所によって、申し送りの方法や規模など、それぞれ違うやり方かもしれませんが基本のスタンスはだいたい同じですよね。
あのピリッとした独特の雰囲気…新人の頃はかなりのプレッシャーでした!
みんな真剣にカタイ顔して、あなたの申し送りを聞いている…
あたりまえの事ですけど、申し送る内容によってはみんな真剣にあなたの申し送り内容を聞いています。
もちろん和む内容もたくさんありますが、命や健康面に関わることはみんな真剣に聞いています。
そう・・・真剣にです。
だからこそ!
『あなたももっと真剣になればいい!』
『真剣』に介護の専門知識を勉強する3つの大きなメリット!
未経験で介護の仕事に転職したての頃の僕は、いつも申し送り前になると緊張していました。
未経験で介護職に転職してから約1年半くらい。
申し送り前(特に夜勤明け)になるといつも自信がなくてドキドキしていた…😥いつも皆の前で何かしらのツッコミをいれてくるナースがいたからだ…
そのツッコミのおかげで医療・介護の専門知識を学び勉強した。原動力は悔しさだったけど今は感謝🙏
— JIN (@Jin_futures) June 22, 2020
介護福祉士の資格やケアマネの資格を取得するための勉強はもちろん大事ですが、この記事で紹介している①と②の質問や相談を今よりちょっとずつ行っていくだけで確実に専門知識が学べていきます。
それだけではなく、専門知識を意識的に学ぶことでメリットはもっとあります!
※介護専門知識を勉強することで得られる3つの大きなメリット!
- 自信が付いて堂々と申し送りができるようになる!
- 一緒に働く職員たちからの信頼が一気に増す!
- 利用者に対しての対応・接し方に変化が出てくる!
勉強することで、周囲からの信頼が得られ堂々と自信を持つことができて、結果的に職場の人間関係が格段に良くなります!

自分の周りの状況が確実に変わってくるので、ぜひちょっとずつでもいいのでやってみてください。
※申し送りも上手になって、さらに上のポジションを目指したい!
そんなあなたはこちらの記事がおススメ!!
↓ ↓ ↓
【申し送りの重要性①】口頭申し送りは【介護IT化】が進んだとしても今後も必須スキル!
これからの未来、介護職はタブレットやAIが導入された【介護記録システム】などの発展で、『申し送り業務』や『ケース記録業務』がどんどん簡潔化されていくはずです。
このような意見や考えは僕の職場でも多いです。
ですが!!
お年寄りや障がい者の人たち(人間)を支える仕事である以上…
書類上の記録ではなく、口頭でしか伝えられない事(以下参照)ってとても多いのではないでしょうか。
【口頭(言葉)での申し送り】だからこそ介護現場の状況を伝えられる!微妙なニュアンスの重要性とは?
勤務時間帯に、実際に利用者さんを見てきた介護職員が申し送りで口頭で伝えることで、伝えられる要素は多いですし、何より口頭伝達だからこそのニュアンスを聞き手がキャッチできるメリットが多くあります。
- 利用者さんの体調面や表情の変化
- 利用者さんの身体面の変化
- 利用者さんの食事・摂食の様子
- 行動・言動など様子の変化
- ケース記録に書きにくい事
- その他たくさんの連絡事項
たとえ、申し送りがもっと簡略化されてくる未来がきたとしても、あなたが看護師や仲間の同僚職員さんたちに『しっかり上手に申し送りをする技術』のレベルアップは、仕事の信頼を得る事に繋がっていくはずです。
【申し送りの重要性②】申し送りレベルアップ後の未来と今後の仕事上のメリット5つ!
上手に正確に申し送りができてレベルアップすると、これだけのメリット(学び)があるんです!
- あなたに対する周囲からの信頼度アップ!
- 観察力の強化!(気付き力アップ)
- コミュニケーション・話し方スキルのアップ!
- 医療知識・介護専門知識のアップ!
- 一目置かれてリーダー(上司)への推薦などにつながる!
(※給料のベースアップ!)
人事評価で見られるのも【申し送りの質】です!
僕が上司になって気付いたのが『申し送りの質』は、その職員さんを評価する時の大きなポイントになっているなぁと感じたことです。
- 勤務中、観るべきポイントをしっかり見ていたか?
『申し送りの質』と言って、ひとくくりにまとめてしてしまいましたが、申し送りの内容にはたくさんの評価すべきポイントが含まれています。
↓ ↓ ↓
- 業務中の多くの気付き・視点
- 利用者への配慮の有無やケアした内容
わかりやすく言うと、【その職員さんの仕事ぶりが見えやすい】のが申し送りという事です。
施設によっては、施設長や部長クラスが朝の申し送りを聞きに来たり、直属の上司があなたの申し送りを聞く機会も多いと思います。
申し送り…
さらに上達すれば、仕事上のメリットはとっても大きいのです。
【まとめ】申し送りは多くの能力が求められる重要な仕事です!
介護職の仕事の中で、苦手だった【申し送り】が上手にできることで得るメリットは多い事が解っていただけたと思います。
介護の仕事は作業仕事(単純作業)ではなく、人×人とのコミュニケーション能力や認知症・医療などその他多くのスキル、知識、観察力などが求められる仕事だと僕は考えています。
【申し送り業務】は、そのすべてが詰まったとっても重要な仕事です。
ぜひ、申し送りの質をアップさせ、自分の仕事スキルをアップさせていきましょう!
ではここで最後にもう一度、3つの上達方法をチェックしておいてください。
①夜勤明けや業務時間外など、看護師がいる医務室に自ら行き、『質問』することでコミュニケーションを自分から積極的に取る!
②質問し難い雰囲気があっても上司や先輩職員に『質問』や『相談』を意識的にする!
③当たり前な事だけど、『介護』&『医療』の専門知識を頑張って増やす!
最後まで記事をお読みくださいまして、本当にありがとうございました!!
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